【OXYMORON】

悠々として急げ

ウィル・スミス事件と最近のアカデミー賞に関して

今年の米アカデミー賞については

期待の「ドライブ・マイ・カー」が国際外国語映画賞受賞したり

主演男優賞のウィル・スミスが

プレゼンテーターのクリス・ロックを平手打ちしたり

いろんな意味で注目されたけど

 

「コーダ あいのうた」が4部門受賞したのは

やはり米国のアカデミー賞が変わってきたんだと思うし

だから「ドライブ・マイ・カー」が食い込めたんだと思う。

 

平手打ちされたクリス・ロックはかつて「白すぎるオスカー」なんて

白人ばかりが評価されるアカデミー賞を痛烈なブラックジョークとばしたし

ウィル・スミスだって黒人のアカデミー賞への活躍を後押ししてた一人だ

 

その二人が公の場であんなことになったから

日本人の私はうわーってなってしまったけど

(実際生放送の時は 一度スタジオに戻されたから

何が起こったか全く分からなかった)

アメリカの文化圏にいたことないから

痛烈なジョークや平手うちがアメリカ人にどう評価されるのなんて

やっぱりアメリカの中のことだからよくわからないよね

 

ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」が

アカデミー賞とったときは、オタクな私は大喜びだったけど

 

ここ数年は人種に限らず多様性の認識が進み(実は進んでないのかも)

女性監督が三人目の受賞とか 障がい者を扱った「コーダ~」が

受賞したり 「パラサイト」の次の年に「ドライブ・マイ・カー」が

外国語映画賞受賞するのも ちょっと予定調和すら感じてしまう

 

ともあれ「コーダ~」は体調のこともあり 楽しみな映画だったけど

未見なので 早く配信などでみられるといいなあと思うのです

 

外に出るのが難しいけど 映画をたくさん見たい人には

配信はほんとにありがたいです お金払っても観たい

それが映画業界をも潤してほしいと思う今日この頃

 

「ドライブ・マイ・カー」はU-NEXTで配信されてますので

ぜひ30日トライアルをお試しくださいね!

 

今日で退職しました。

今日で7年務めた会社を退職した。

正しくは1年ほど休職していたし、4年は非正規だったけど。

 

2回休職しても、戻るのに必死だった。

そこには一緒に仕事してきた仲間がいると信じていたから。

しかし、休職明けに景色は一変した。

コロナ過の影響もあったかもしれない。

会社の雰囲気が殺伐としていた。

知っている上司は次々と定年だったし、会社の変化の時だったのかも。

 

ともかく、もう私の戻りたい会社ではなかったんだと思う。

 

それでも身体が動かなくなった時は悔しくて泣いた。

社会的地位を失う、という気持ちだった。

主人に対して、収入のことでずっと卑下されたから。

その虚無感は半端なかった。

 

退職に際しては、会社と直接何かできる状態ではなかったから

代理人をはさんだ。お金はかかるけど、正解だった。

今の状態で直接電話で何かできなかった。

電話が怖くなってしまった。いまだに人とあまり話せない。

 

会社には、それでも感謝しかないのだ。

伝えることはできないけど、会社の人は好きだったし。

追い詰められたとしても、会社の雰囲気は好きだった。

 

また新しいことに挑戦しようと思うけど

とりあえず、身体の回復を第一に。無理なく。

 

花粉症良くなったら、行きたかった場所へいきたいなあ。

そして季節は巡る

やっと退職を決めた。

決めたものの、歩けない状態はまだ続いているし

頓服を飲まないと起き上がったり 家族と話すのもつらい日が多い

 

まったく精神と肉体はこんなにつながっているのかと

あきれてしまうほどだ

 

数十年前にも ショックで声が出なくなり

数日話せないことがあった

めまいで這うような生活をしたこともあった

その時折に検査をしたけれど 身体的には異常なし

 

今回の歩けなかったり 声が出せなくなるのは

転換性障害とかいうそうだ

昔はヒステリーとか言われていたらしい

要はもう無理!を身体が訴えているのだ

 

私の場合は 会社にいってお金を稼がなくてはというのと

会社にいけば無視されたり 嫌がらせをうけるから行きたくない

いっても役に立たない、というのが

理性を超えてしまったのだろう

 

退職を代理人に頼んだのは正解だった

会社からの連絡を代理人からもらうだけで

症状が悪くなった 数日寝込んでしまった

毎日のように 死にたいとの戦いになって頓服を飲んだ

 

毎日眠剤を飲まないと眠れないけど

以前のようにリアルな悪夢を見るようになって

眠剤を飲むのもためらわれた

大抵は会社の夢だった 寂しくて泣きながら起きたこともあった

 

春の三寒四温や気圧の変化にも苦しめられている

薬に躍らせれているような気分になる

 

SNSにしがみついているような気分がした

しばらくデジタルデトックスしたいなあと思った

 

庭に出て植物の世話をしたり メダカの世話をしたり

できる家事をやってみた

花粉症もひどいけど少しだけ散歩もできた

 

少しずつできることは増えている

 

きっと退職が完了するまでは まだつらい日々は続くのだろう

それでも少しずつ 季節は巡っていく

 

 

 

ゆっくり休んだことがない、のは私だけか?

ゆっくり休む。

今自分が一番できないことだ。

今までも一番できないことだった。

 

金銭的にも 時間的にも いつも追われていた。

病気になっても、横になっていることにすら罪悪感を覚え

身体が動けば何かしらの家事をやってしまう。

 

でも、ちょっと考えてみた。

ひょっとして会社で嘱託なんかで残る人たち

金銭的な問題ではなくて

ゆっくり休むのが怖いのかもしれない、と。

 

働いて働いて、たまに有給でお休みするくらいが

ちょうどいいと思い込んでいる。

2回目の定年退職が怖い。

 

私は、実家が自営業でそんな人たちをたくさん見てきた気がする。

男性は大抵、会社を離れると友達がいない。

同期で集まっても、お金があっても、社会とコネクトできない。

だから役員以上の人たち専用の転職サイトがあるらしい。

どこかの相談役とかになる、そういう専門の転職サイトが。

 

でも、それ以外の人たちは果たして家にいられるか?

じきに老人ホームでうまくやっていけるのか?

組織から離れると、とたんにひきこもってしまうのでは?

 

何か始められるひとがいればいいけど、身体が効けばいいけど

残りの人生、ほんとにのんびりできるのか?

 

精神疾患になってから、自分はあとどのくらい勉強して

楽しめる時間が残っているか、ってよく考えた。

 

身体がいうこときかないなら、ゆっくり休めるかとしたら

そんなことはないし、精神疾患のつらいところは

身体すら動かなくなること、脳が働かなくなること。

 

ゆっくり休め、果たしてあなたはできますか?

 

自分軸で生きていく

会社から給料の振込があった

金額や福利厚生を考えたら

何で働けないんだろうって

悔しくて涙が出た

 

そもそも正社員になって

収入を上げなければならない理由は

主人の収入が上がらないからだった

 

会社員に向いてない私が

それでも頑張って収入を3倍にした

昇進だってしたかった

 

しかし機能不全な男と付き合って

部内のゴタゴタを変な正義感で訴えて

結局自分がたくさん傷ついた

精神を病んでしまった

 

主人は「いつも損ばかりしてる」とか

復職にも猛反対だったけど

「しばらくは傷病手当とか失業手当で

なんとかなるでしょ?」とか言った

 

生活費は全て私が出していた

主人の給料から出せなかったからだ

多分その事も知らない

知らないか知らん顔をしているのだ

 

ボーナスで壊れかけの冷蔵庫を買い替え

家族で旅行に行く代金も私が出した

新しい家に引っ越す費用も

親に頼み込んで借りたり

お金の工面は全部と言っていいほど 

私がしなくてはいけなかった

 

主人の父は働かない人だったから

機能不全の家庭に育ったのだろう

仕事がいつも優先で私や家庭の事は

2の次だった

 

私はいつも体調が悪く寝込んでばかりいた

心休まったことなんかあったのだろうか

 

離婚したいといえば、長男に辞めてくれと言われた

何もかも自分軸でなんてやってこれなかった

 

私は会社を定年退職したら

子どもの手も離れるし

美大に入り直して絵の事だけ考えて

いろいろな勉強をしようと思っていた

その時主人とは別居するつもりだった

 

退職することでそのささいな夢も消えてしまう

何もかも失ってしまうような気がした

 

主人は「バイトでレジ打ちでも何でもいいだろ」

「会社員向いてないんだから」と言った。

 

私はふざけるなと言った。

私をのんびり療養させる気もないのか。

向いてない会社員を身体壊してまで

頑張ったのは冷蔵庫を買い替えるお金も稼げない 

家族で旅行にいくお金も休みみない

ただ目の前の仕事しかみてないあなたのせいだ

 

私は家族のために頑張った

それも認めず 仕事も変えず

やり方をずっと変えないあなたのせいだ

 

もう他所で働く気はないというと

ひとりで何ができるんだ?という

 

今まで1人でなんだってやってきたよ

何だってできるよと思って泣いた

 

何だってやって稼いで絶対離婚して

自由になって自分の人生を取り戻そうと

改めて思った

 

 

 

退職についてまだ躊躇する

会社を退職したいと思いつつ、

どこかで悩んでいるというか

最後の一歩が踏み出せないでいる 

 

弁護士さんに丸投げしたのに

会社から連絡がないそうで

今日打ち合わせしたのだが

退職の意思を会社に伝えていなかった

 

私が退職したい旨を伝えていいのか?

というそもそもの問題を突きつけられて

また身体中が鉛のように重くなった

 

また無理したら次は本当に自死してしまうかも

あんな会社とは縁を切りたいのに

近い将来の不安や社会的な地位を失う恐怖 

年齢的な金銭的な問題…

今考えても仕方ない事が頭をよぎる

 

ふと思う

私は負けたくなかったのだ

精神疾患でも薬飲んでも

ちゃんと働けるし

普通に生活出来るって

 

「病気でも

働けて 我慢して 戦って 

勝てることを証明して見せたかった」

この言葉を見て 腑に落ちた

 

退職の手続きをしないと

おそらく病気も良くならないし

先に進めないと思う 

 

つまらないプライドなんか捨てて

前を向かないと

「すばらしき世界」に見るこの世の生きづらさ

日本アカデミー賞でも注目されている

「すばらしき世界」

 

西川美和監督が原作に惚れ込んで、映画化した作品

あまりにも映画が面白くて、短期間に3回見て原作も読んだ

 

原作は佐木隆三の「身分帳」

実際のモデルを元に書かれている

 

役所広司演じる受刑者は出所してから

生活保護を受けることに心苦しさを感じ

刑務所で覚えた技術と 昔の勘で運転免許を取り

運転手として生計が立てられないかと試行錯誤する。

 

その様子をドキュメントとして取材するテレビマン

後見人の弁護士夫妻、ハローワークの職員、

民生委員のスーパー店長に見守られ

自分と葛藤しながら ようやく世界との接点が見いだせたときに

ある事件が起こってしまう。

 

 

自分は精神疾患で休職していたが

娑婆に戻った受刑者のように

同じであったはずの世界が一変したような感覚に襲われた

 

それは闘病している自分の内面のせいかもしれないし

実際世界がコロナ禍でかわってしまったのかもしれないし

過去のどこかの時間軸が分岐してしまったのか

とても生きづらい世界に感じる

 

生きづらさの中で考えて 感じて 

どうしたらより自分らしくいられるか

社会と自分とどう折り合いをつけていくか

そんなことを感じた作品

 

すばらしき世界