【OXYMORON】

悠々として急げ ※このブログはプロモーションを含みます

最後から2番目の恋

またドラマの話で恐縮だが、

私が大好きなドラマに

「最後から2番目の恋」がある。

 

いい歳をした2人の恋愛だから

変なところで素直になれないけど

やっぱりそばにいたい、

けど歳とプライドが邪魔しちゃって(笑)

 

あるあるだらけである。

 

あんまり大声ではいえないが、

私にも「最後から2番目の恋」があった。

もしかしたら最後かもしれないけれど

もしかしたらまた恋に落ちるかもしれないので

暫定最後から2番目(笑)

 

鄙びた飲み屋に行くのが好きで

神社仏閣も好きで

谷根千や上野や神田に飲みに行ったり

長い長い散歩をしたり、展覧会に行ったり。

「ずっと一緒にいましょう」といって、

後ろから抱きしめてくれた。

あんな嬉しかったことはなかった。

 

彼はずっと体調が悪い人だった。

だからたまに物凄く機嫌が悪かった。

本当は飲むのも医者に止められていて

デートも体調が悪くて何度もドタキャンもされた。

 

だけどほんとに大好きだった。

だけどどんどん辛く自分が惨めになっていった。

会うたびに泣いてしまっていた。

 

彼が昇進するかもという話はずっと聞いていた。

昇進したら忙しくなるし

こんな風には会えなくなるよねと言ったら

彼は変わりませんよ、と言った。

 

デートの帰りに酔っ払うと

別れ際にキスしてくれた。

だから、きっと大丈夫と思っていた。

 

でもやっぱり変わってしまった。

私は壊れてしまった。

自分を責めることしかできなくなった。

そして休職した。

 

やっと完全寛解に近くなり、私は復職した。

彼が私がそばに行くと

ワタワタしているのがわかった。

私はやっと彼のことばかりを考えなくなった。

 

彼の誕生日が近づいていた。

メッセージを送ろうか、散々迷った。

でもそれは見返りを期待しているのでは、と思った。

 

もう彼も私も、別のベクトルで生きている。

同じ世界にいるけれど、

向いている方向は別になってしまったのだ。

 

やはり、もう接触しないのが彼のためでもあり

自分のためでもあると思った。

 

相変わらず体調が悪そうで、

在宅ワークの増えた彼。

私が今出来るのは、彼の健康を祈ることだけだ。

 

誕生日おめでとう。

産まれてきてくれてありがとう。

出会えたことにありがとう。

楽しい思い出をたくさんありがとう。

前に言ってたみたいに、

人並みに、どうか長生きできますように。

少しでも体調が良くなりますように。