北野武の「悲しい気分でジョーク」という映画がある。
どんなに辛いことがあっても、お笑い芸人は常に相手を笑わせる職業だ。
そんな印象のある映画だ。
精神疾患者の私にとって、日々の訃報はかなりつらいものがある。
この病気を理解してもらうことはかなり難しい。
家族でさえ、それは同じだと思う。
正直、ニュースを傍らで見ている家族が
訃報をどうにか事故じゃないかと思おうとしている。
この病気になって、そういうことは発作的にも何回か経験しているので
例えばそれが「死神に呼ばれる」ような感覚がわかるから
できれば触れたくないというのが本音。
報道で紹介されるところに連絡したけど全然繋がらない。
近所の精神科は1か月待ち。
辛い時にこれは正直キツかった。
どうにかすぐ見てもらえる精神科にたどりついた。
どこかに救いの手はある。諦めないでほしい。
私が救われた言葉は
「人間、生まれた時から死ぬのは決まってる。
とりあえずそれまで生きてみたら?」
ってことだった。
哀しい気分の時もジョークをいうような
性格の私なんだけど、今はちょっと休むよ。
」