村上春樹の短編集「女のいない男たち」の一遍
「ドライブ・マイ・カー」が映画化されて
ひょっとしたら米アカデミー賞をとるかもしれないとのこと。
村上春樹原作の映画で
一番いい出来だと個人的に思うのは
「トニー滝谷」なんだけど、それを超えるのか?
映画館で観たいけれど、なんといっても短編なのに
映画は3時間に及ぶ長編作品。
閉所や暗所が苦手で、今は不安障害もでているから
3時間ずっと座っていられる自信がなかった。
配信されるまで待とうかなと思っていたら
U-NEXTで有料だけど配信されてるのを見つけた
家なら何とか観られるだろう。
精神疾患でも映画は好きだし、配信はとてもありがたいと思う。
見始めたら、いきなりセンシティブなシーン。
西島秀俊ってなんで50すぎてもこんなにきれいな体で
色気が漂っているのだろう。
この女優さん、なんてウエストがきれいなんだろう
おんなじ女性なのになあ、なんて思う(笑)
短編小説が長編映画にになっている訳は
小説内よりチェーホフの戯曲が劇中劇となって上演される過程と
それを取り巻く人物たちが深く描かれていること。
チェーホフを多言語、しかも手話までいれて上演するなんて
私でも実際に見てみたい芝居だと思う。
少しシェード掛かった映像の中で
淡々とセリフが語られ、登場人物にとっての再生が描かれる。
これは海外向けに作られているなあと思った。
村上春樹原作の映画化は海外の監督が何人か行っているけれど
日本人監督なのに、海外のにおいがする作品だなと。
海外の人が見た日本の風景を感じる。
だから海外でうけるし、賞もとれるし、オスカー候補になる。
日本映画ってもっと海外の人に向けて作ってほしいなあと思う。
興行収益はもちろん大事だけど、世界に見てもらえる作品を。
「ドライブ・マイ・カー」はひょっとしたらひょっとするかも。
ドルビーシアターにもどっと来る3/27のアカデミー賞が楽しみです。
そういえば今夜は日本アカデミー賞ですね。
「すばらしき世界」の役所さん、西川監督
「シンヱヴァンゲリオン劇場版」の庵野監督
「竜とそばかすの姫」のUこと中村佳穂さん
期待大ですね!